
ノークリサーチは創業から常に目線を「中堅・中小企業にとって役に立つ」ことに置いてきました。いわゆる「IT」が中堅・中小企業にとって「企業戦略の役に立つ」ことを前提にしています。しかし現状では、いささか違う形で実現されているようです。極端にいえば、「ITを企業戦略的なものだと規定する」ことが幻想ではないか。つまりまずコアビジネスがあって、それのほんの少しお手伝いをすることが、ITの存在意義ではないか、とすら思えます。それはあたかも「井戸水で汲んでいたものが、自宅の蛇口をひねれば水が出るようになった」。それに最近では付加価値として「浄水」というオプションがついたようなものです。
ノークリサーチの考えるITの本質は3つあります。
①企業のビジネス活動のコアツールとして戦略的に活用
②企業内部の業務活動のとりまとめとしての機能
③コミュニケーション手段として活用
②③は効果の現実が目の当たりにすることが多くなっています。
①については部分的には成立していますが、戦略的なITとしてはほとんど実現されておりません。「企業活動の中で生産、供給される商品、サービスをいかに効率的に、確実にユーザに提供されるか」。簡単にいえば、ITで売上が増えるか、利益を生むか、そんなことができるのか。少なくとも大多数の企業では実現されていない。当然です。それは「競争力のあるビジネス」が前提にあって、そのツールとしてITが用いられるからです。現在の「大仕掛けで、値の張る戦略IT」を活かせる企業は限られています。中堅・中小企業にとっては別世界の話です。また大企業といえどもその恩恵を受けている数は少ないでしょう。
ITは変化しても、企業にはコアビジネスの存在が必須要件であることは自明の理。しかし、そんな当たり前のことをことさらにいうのは、コンセプト先行の「売らんかな」方式の情報提供、市場創造努力が「市場実態とはお構いなしに」展開される構造にあります。もはや「宿命」といえるものでしょう。それが「売る側」にとってのビジネススタイルだからです。
弊社もその一部に属しておりますが、少なくとも「ITを購入する側の視点」でIT市場を調査し、その結果を分析し、考察し、フィードバックすることで、取り分け「中堅・中小企業のIT」という共通項を持つユーザ企業、ベンダ企業の方々のお役に立てればと切に願うものであります。幻想ではなく「身近なITで企業戦略が可能」な解を提案するためのお手伝いをすることが弊社のミッションと考えています。
ノークリサーチは常に「企業にとって必要なITとは何か」が「目に見える形で」を軸足にしてユーザ企業、業界関連企業、関係するひとびとに情報を提供、提言していくことを心がけています。
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